August 18, 2011

「夜の写本師」乾石智子

Yoru

会社のまりちゃんが、
「母が本を出しました。よかったら読んでください」
と紹介してくれた本だ。

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August 15, 2011

「プリンセス・トヨトミ」・・・万城目 学

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はじめは、その辺にも もしかしたらありそうなストーリーが展開していく。
主要な登場人物である会計検査院の調査官三人はそれぞれの個性が強くて、面白い。


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July 25, 2011

中国トイレ事情

一昔前の中国のトイレ事情は大変だったと聞く。
スカーフで隠して、云々、という恐い話だった。

私が始めて行った、5年前、4年前になると、ホテルやレストランはきれいだった。
今回は大連、瀋陽、旅順といった地方都市で、北京や香港のような大都会ではない。
でも、オリンピックの後だし、さほど心配はしていなかった。
しかし、日本とは違う。少しは心の準備をして行った。

結果、ホテル、レストランは心配なかった。

問題は観光地だ。
ガイドさんは心得たもので、
「ここのトイレは大丈夫です」
ときれいな所に案内してくれる。街中だったら、近くのホテルを使わせてくれた。
目的地まで遠かったりすると、
「必ず、こちらで済ませてください」
と前もって、準備をさせてくれる。

でも、一度203高地だったろうか。
「こちらはお勧めできないけれども、どうしてもと言う方はどうぞ」
といわれた。ちょっと見てこよう、という心が冒険心働いて行ってみることにした。

案の定、というかなんというか、やはり、ここは行かない方が良かった。
トイレ自体がどうの、というより、問題はマナーなのだ。

日本は地方の先の先まで、道徳心が、マナーが浸透している。
最近はスーパーのトイレなどにも
「いつも美しく使っていただき、ありがとうございます」
なんてコメントが書いてあるところも多い。

みんながきれいに使おうと心がけている。

日本に帰って、JRの関西空港駅のトイレを使う。
もう、美しくて、便利で感激してしまう。

日本のトイレは素晴らしいです。

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June 12, 2011

「負けるのは美しく」児玉清

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先日亡くなられた児玉さんのエッセイ。

児玉さんは俳優さんっだったけれど、クイズの司会者や、書評家としても有名だった。
児玉さんがおもしろい、といって勧めておられた本は、といっても私は数えるほどしか読んでないのだけれど、間違いなくどれもおもしろかった。

「ケン・フォレット 大聖堂」「百田尚樹 永遠のゼロ」「山本一力 損料屋喜八郎始末控え 」などなど。

児玉さんの読書量ははんぱではない。外国の本は原書で読まれると聞いたし、その蔵書は床が抜けるくらいあって、1万冊以上あるという。

この本は、児玉さんが俳優としてデビューしたいきさつからはじまり、新人のころの話、子供のころの話、運命の出会いと結婚、そして若くして逝った娘さんの話などを、穏やかにかつ熱く語っている。

彼は紳士だったけれど、青年時代は自分の信条は決してまげない、なかなか気骨ある青年だった。俳優の世界というのも、大部屋、下積み時代の話などを読むと、本当に大変な世界なのだなと思われた。

負けるのは美しく、という本題は、俳優の道はいつも敗北感に包まれていて、どうせ勝利感を得られないのなら、いっそ美しく負けたい、という彼の思いによる。

苦渋感に満ちた、とする俳優人生ではあったけれど、私たちには清々しさと、ダンディさと、本を読む楽しさを教えてくれた。

林真理子さんが、成田空港で偶然児玉さんを見かけた時、彼が手荷物の検査機にかけたのは洋書1冊だけだった、という逸話を語っている。
かっこよすぎだ。

 

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March 06, 2011

「損料屋喜八郎始末控え」山本一力

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「損料屋」というのは庶民相手に鍋釜、布団や小銭を貸す商売のこと。現代のレンタル屋じゃないか、と思って読み始めた。

上司の不始末の責任を肩代わりして同心の職を辞し、刀を捨て損料屋になった喜八郎、気楽な商売になった軽い人間かと思いきや、損料屋というのはあくまで仮の姿で、与力の秋山や、いなせな深川の仲間達と、胸のすくような活躍をする。

彼が立ち向かうのは巨利をむさぼる札差連中だ。この札差という職業がどうもわかりにくい。武士の俸給である米を市中で売却するときの仲買人だ。それが、事実は困窮、逼迫した武士達に、次のあるいは2年後の俸禄米を担保に金を貸す、金貸し業となっていた。

喜八郎はその札差を相手に、先を読んだ頭脳戦を展開し、いわば江戸時代のマネーゲームを戦い、問題を解決していくのだ。

ところどころにちりばめられた、江戸の風情が美しい。ラストの祭りのシーン、その賑わい、緊張感、音、空の様子、人々の様子がまるで映像を見ているように伝わってくる。

うまいなあと思う。

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January 31, 2011

福井の雪

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本当に積もるときは、静かだ。
しんしん、しんしん、と降り積もる。

自宅前。

自宅のまわりは人しか通れない路地に囲まれている。
大通りから一本入っているので、車の喧騒も聞こえず、静かなのはいいのだけれど
雪が降ると、この通り。

真ん中の少しくぼんだ所、昨日、人が通れる様に除雪した跡だ。
毎日真ん中の雪を両脇にのけていたのだけれど、
それが、だんだん高くなって、積み上げるの難しくなってきた。

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こちらは会社の駐車場。
すっぽり埋まっているのは車。

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October 22, 2010

山口・・・萩・・・萩一輪

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「萩一輪」という宿、この宿のポイントは

1.日本海、菊ヶ浜に面しているという景観
2.露天風呂付客室
3.朝食前の観光案内

かな、と思う。

朝、起きて庭に出、木戸(アルミだったかしら・・)を抜けると、
もうそこは海。
菊ヶ浜が広がっていた。

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向こうに見えるのは萩城址、指月公園のある指月山。

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残念ながら、私は露天風呂、というのがどうも苦手だ。
夫も、しかり。
温泉に行くと、せっかくだからもったいない、といつもそそくさと入ってみたりするものの、、
外の冷たい空気が恐い!
身体がどうかなってしまうのじゃないか、という気がする。

温度差が少ないので夏はまだいい。
これから寒くなってくると、ちょっと二の足を踏んだりする。

かくしてハクション大魔王と、小魔王の私は
この日も、部屋付の露店風呂には入らなかった。
全然、値打ちがとれませんわ。

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朝食前、宿のマイクロバスが観光案内してくれるというので参加してみた。

バスはゆっくり、慶長年間当時の道ばかりを通り、
石垣、土塀、武家屋敷、城址をガイドしてくれる。

ガイドはテープながら、なかなか名調子で、こと細かに付近の歴史、逸話を話してくれる。
語り部の方が、萩をとても大切に思っておられることが伝わってきた。

前日観光しなかったところばかりだったので、萩の魅力をまた知らされた思いだ。

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October 19, 2010

山口・・・萩

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萩は、「江戸時代の地図を持っていっても、そのまま、回れる」 今もその地図が生きている、という町だ。

宿の案内の方によると、戦後の経済の発展から取り残されたために、昔の歴史的遺産が数多く残ることになった、ということだった。

しかし、現在の日本は、昔のものがどんどん消えていき、地方は、どこにいっても同じような景色が広がっている。コンビニ、ホームセンター、衣料品スーパー。

残すということも とてもエネルギーのいることだと思う。
これを簡単に壊してしまわずに守ってきて人々は偉かった。

私の町もかつては道も真ん中に川が流れ、その両側に松並木が続いていたらしい。
ああ。。。。残念だ。

そして、萩、
230mも続く土塀、白壁、なまこ壁の町並。
昔にタイムスリップしたような菊屋横町。

高杉晋作、木戸孝允らの旧宅や、松下村塾、今の大河ドラマの登場人物ゆかりの地がそこここにある。

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足が痛くなり、全部はまわれなくて、萩観光に半日を予定していたけれど、半日では無理ですわ。

ちょっと一息つきたいとカフェ、畔亭(ほとりてい)に入った。
閑静なお屋敷で、広い庭園が見渡しながら、お茶をいただいた。

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ゆったりとした時が流れていた。

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October 16, 2010

島根・・・津和野・・・安野光雅美術館

Tuwano

山口から車で1時間半ほど、山の中を抜けて行くと、
山陰の小京都といわれる津和野に着く。
ここは県境を越えて、島根県の西の端だ。

赤い屋根瓦、山々に囲まれ川が流れる町並、上から眺める景色もとても美しい。


Sl_2

折りしもSLが走っていた。

Ike

白壁と掘割が続く町、大きな鯉が本当にたくさん泳いでいる。
水が流れる町、というのは情緒があってぶらぶら歩きが楽しい。


津和野は森鴎外、西周の生誕地、他にも記念館や美術館が数多くあって
本当はみんな行きたいのだけれど、

今日は、「安野光雅美術館」に行くことに決めた。

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絵本作家で、国際アンデルセン賞を受賞された、氏の作品を展示している。

子供たちが小さい頃、よく「旅の絵本」を読んだ。
字はなかったので、”読んだ”というより、”ながめた”、というのが正しいかもしれない。

ヨーロッパの町の風景、田舎の風景、行列の人々、どこかに隠れている物語の人物、飽きずに見ていた。

そんな絵本だけではなくて、時代に題材を求めた平家物語や、忠臣蔵のシリーズもあって本当に楽しい。

Heya

進んでいくと昔の教室、廊下があった。
思わず、入って黒板に向かった席に座ってみる。

いつまでものんびりしたいけれど、先があるので、萩に向かう。

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山口・・・瑠璃光寺

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山口市瑠璃光寺

瑠璃光寺は曹洞宗のお寺で、薬師如来様がおまつりされている。
境内は広い公園になっていて、緑の中をゆっくり散策できる。

駐車場から境内に入って、ふっと右を向くと
もうそこに優美な姿の国宝、瑠璃光寺五重塔が姿を見せた。

緑の山を借景に凛と建つその塔は本当に美しい

まだ20代の頃、友達3人で訪れ、ここで写真を撮った。
当時山口のどこを訪ねたのか、すっかり忘れているのに、
この瑠璃光寺の五重塔だけは、はっきりと覚えている。

あれから35年

私はすっかり年をとり、20代の写真と今の現実と(笑)、
写真を並べて比べてみるのも恐い。
しかし、五重塔は変わらぬ美しさで、そこにずっと立っていたのだ。

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