舅
舅、つまり夫の父とは、あまり話しをした覚えがない
一緒に仕事をし、一緒に住んでいたので話をしなかったわけではないのだが
姑と話す方が多くて、何を話したかあまり覚えていない
私が嫁に来たとき、舅は70くらいになっていた
頭はすっかり禿げあがっていて、お父さんというより、おじいさんという感じがした
平成4年に亡くなって、早いものでもう17回忌も済ませた
結婚したてのころ、よく舅とドライブに行った
二人きりでだ・・・
ドライブというと妖しいが
免許取りたての私に、車の運転を教えるべく
配達にいくのに、私に運転させ、教官よろしくついてくるわけだ
私としては、舅に教えてもらうより、夫の方がいいに決まっているが
夫は営業に出ているから、普段は店にいない
しかたなく舅とドライブとなる
何しろ私の町は戦災も震災にもあっていなくて
道がおそろしくせまい
車1台しか通れず、すれ違いできない道がたくさんある
田舎に行けば田んぼ道もあり
しかも坂道発進が苦手ときている
かなり大変だった
舅は特別、私がかわいかったわけでもなく
ただ早く一人前になって、仕事をしてほしかったのだろうな
と思う
まだあまりに若かったために、
舅の話も聞いてあげることもできなかった
今ならいい関係も築けたかと思う
些か残念だ


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