炉開き
今日のお茶は、料亭の茶室を借りて、
炉開きの会だった
にじり口を見ると、いつもサザエさんの漫画を思い出す
カツオが、ふくよかなご婦人の腰をメジャーで計って
「奥様は大丈夫です」
という風な口を利いている
にじり口は高さ、幅が60センチくらい
文字どおりにじって入る
奥様の腰はまあ、何とか入りますでしょう
ということか・・・・
なぜ、こんな狭いところから出入りしなきゃならないのか
茶室は外の世界とは別という考えに基づいているとされる
武士も、刀をあずけ、
身分の高い人も頭を下げて入る
中に入れば、全く別の世界が広がっている
というわけで、無事私もにじり口をクリアーしてお茶をいただく
炉開きとは、夏中塞いでおいた囲炉裏を開いて使い始めること
11月から、春までは
炉でお湯を沸かしての稽古となる
いつも感じる、新鮮な味わい
お茶はやはりこうでなくちゃ、と思うのだ
何となく温かみを感じるしつらえ
しゅんしゅんとたぎるお湯の音
昨日まで、少しも上達しないし
もうお茶やめようかな、
なんて考えていたのに、げんきんなものだ
このITの世の中に、逆行するような
ゆったりした時間のながれ
決まりごとの中に自分をはめ込むのが
苦痛と感じてみたりしていたが
今日は
ま、それもいいか、と考え直した




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